「主はわが巌 わが救い主」(2022.08.07礼拝ライブ配信)

礼拝説教題『主はわが巌 わが救い主』詩篇18篇1-19節

【主題聖句】
主はわが巌 わが砦 わが救い主 身を避けるわが岩 わが神。
わが盾 わが救いの角 わがやぐら。 (詩篇18:2)

詩篇18篇は第二サムエル記22章に記されているダビデの歌とほぼ同じです。
ダビデが晩年に自分の生涯を振り返って、数多くの危機的状況の中で、
どれほど神様の恵みによる守りが豊かにあったかを思い起こし、
心から主を賛美したものです。長めの詩篇ですので三回に分けて学びます。

第一に、
ダビデは神様が自分にとってどのようなお方であったかを告白しています。
「わが力」「わが巌」「わが砦」「わが救い主」「身を避けるわが岩」「わが神」
「わが盾」「わが救いの角」「わがやぐら」と色々な言葉で表現しているのは、
ダビデが命の危険を感じて神様に祈る度に、
神様が祈りに応えられて危険から救い出してくださった出来事を一つ一つ覚えてのことでしょう(詩103:2)
ダビデの堅固な信仰は決して一朝一夕で得られたものではありません。
多くの苦難を通る中で何度も繰り返し与えられた神様の救いの恵みの経験により、
生涯をかけて獲得したものです(2コリント1:10)

第二に、
ダビデは神様が超自然的な偉大な御力を働かせて自分を救ってくださったことを証しています。
ここにはダビデ自身が個人的に経験したことだけでなく、
出エジプトの時に神様がイスラエルの民を救出するためになされた奇蹟の御業も
語られています(出9:23,15:8)
「天を押し曲げて降りて来られた」という表現は、
罪人を滅びから救うために天におられた御子キリストが
人として地上にご降誕されたことを思わせます(ヨハネ1:14)
偉大な神の御子が、その栄光の御位を捨てて人となられて罪人の身代りに十字架で死なれる、
これ以上に偉大な奇蹟があるでしょうか(ピリピ2:6-8)

私たちもイエス様のことを「わが救い主」と告白すると共に、
イエス様が今までどれほど多く、また大きな危険から守り救ってくださったかを思い起こし、
イエス様を心から慕い、多くの言葉をもってほめたたえましょう。

三谷 浩司 牧師