「天は神の栄光を」(2022.08.28礼拝ライブ配信)

礼拝説教題『天は神の栄光を』詩篇19篇

【主題聖句】  天は神の栄光を語り告げ 大空は御手のわざを告げ知らせる。(詩篇19:1)

ダビデは神様が創造された自然の素晴らしさを見て、
神様を賛美するだけにとどまらず、神様の前にへりくだって、
悔い改めにまで導かれました。

第一に、自然の素晴らしさは創造主なる神様の栄光を語り告げています。
昼に大空に目を向けてみれば、空の青さ、雲の形、朝日や夕陽の美しさに心打たれます。夜空の星座の美しさも見事です。
四季折々に変化する山々や海の美しい装いもそうです。
そのように私たちが自然をじっと見るなら、
何も語らずとも偉大なる創造主の存在を感じることができます(ローマ1:20)。

第二に、自然は神様の御言葉の完全さを現しています。
地球・月・太陽の運行は正確であり、日や季節や年のために役立っています(創1:14)。
太陽と地球また月と地球との距離も完璧で、
それ以上近くても遠くても生物は地上で生きられません。
また個々の生物の体のしくみや生命の循環のメカニズムも完全です。
それらはすべて神様の御言葉によって造られました(創1章)。
ならば神様の御言葉もまた完全のはずです。
それゆえ御言葉に従うなら、
神様を知らない不信仰な者が神様を信じる者とされ、
その人の魂が生き返り、心が喜びにあふれて明るくなるのです。
御言葉以上に素晴らしい宝はこの地上にはありません。
御言葉は金銀よりもすばらしく(使3:6)、
御言葉を守る者は地上と御国で豊かな報いと幸いを得るのです。

第三に、神様の造られた自然を見、神様の御言葉の完全さを知る時に、
私たちは傲慢の罪から守られます。
なぜなら、その時私たちは自分自身が不完全で、
無に等しい罪人にすぎない者であることを自覚するからです。
自然は神様の前に正直で偽りがありません。
偽るのは罪ある人間だけです。
だから罪人は神様の栄光を現すことができません。
それゆえ私たち人間は、神様の前にへりくだり、罪を告白し、
きよめていただく必要があります。
そうすれば、私たちも自然と同様に神様の栄光を現すことができるのです。

三谷 浩司 牧師