「主の御名を誇ろう」(2022.09.04礼拝ライブ配信)

礼拝説教題『主の御名を誇ろう』詩篇20篇

【主題聖句】  ある者は戦車を ある者は馬を求める。 しかし私たちは私たちの神 主の御名を呼び求める。 (詩篇20:7)

この詩篇は、戦いに出陣しようとしているダビデ王のためのとりなしの祈りの歌です。ここから日々信仰の戦いに臨まなければならない私たちが祈るべき祈りの手本と、その祈りが答えられた時の姿勢を学びましょう。

  第一に、私たちは主への祈りなしに、信仰の戦いに勝利を収めることは決してできません。戦いには必ず苦難が待ち受けています。主はこれまで私たちの祈りに答えられて苦難から救い出してくださいました。それゆえこれからも主に信頼して守りと助けを祈り求めるなら、主は祈りに答えて強い右の御手の御力をもって救い出してくださり(2コリント1:9-10)、必ずや勝利を収めさせてくださいます。さらに主は私たちの心の望みを叶えられ、すべての計画を遂げさせてくださると確信して祈りましょう(ピリピ2:13)。

  第二に、私たちが勝利や成功を収めた時に誇るべきは主の御名だけです。この世の人たちは勝利や成功を収めた時、自分の富や才能や力を誇ります。しかし私たちは、たとえそれらのものによって勝利や成功を得たとしても、それらはすべて、主から恵みによって与えられたものであることを知っています。ならば私たちは、自分を誇ることは決してできません(1コリント4:7)。それゆえ私たちは、主による勝利や成功を喜び歌い、御名を大いに誇りとしましょう。そして旗を高く掲げるごとくに大胆に御名を証しましょう。

 第三に、自分を誇り、それに頼る者は、大きな困難が来たら倒れます。しかし主を誇りとし、主に拠り頼む者は、いかに大きな困難が来ようとも、主が必ず祈りに応えてくださり、守り、助け、支えてくださるので、もし倒れても、すぐ立ち上がり、まっすぐに立ち続けることができるのです。若かりし頃のダビデが、万軍の主の御名によってあの巨人ゴリアテと戦い、見事な大勝利を収めた時のことを覚えておきましょう(1サムエル17:45-49)。
三谷 浩司 牧師