『地の果ての全ての者が』(2024.1.7礼拝)
礼拝説教題『地の果ての全ての者が』 詩篇67篇
【主題聖句】
神が私たちを祝福してくださり 地の果てのすべての者が 神を恐れますように。(詩篇67:7)
この短い詩篇の中に、神様の世界宣教のビジョンが凝縮されています。
第一に、神様はイエス様を信じて救われた私たちクリスチャンを豊かに祝福してくださいます。1節は「アロンの祝祷(民6:24-26)」を要約したものと思われますが、私たちは神様に大いに祝福を祈り求めるべきです。しかしそれは自分だけが幸せになるためではありません。私たちを見る人々が私たちの信じているイエス様が唯一まことの神・救い主であることを知り、彼らもイエス様を信じて救いの恵みにあずかるためなのです。
第二に、神様の御心は地の果ての全ての者がイエス様を信じて救われ(イザヤ45:22)、喜びにあふれて神様をほめたたえるようになることです。主の御名を呼び求める者は誰でも救われますが、全ての人が救われるのではありません。救いに選ばれた人だけが主の御名を呼び求めて救われます。しかし誰かが遣わされて福音を宣べ伝えることがなければ、一人として主の御名を呼び求めて救われることはありません(ローマ10:13-14)。
第三に、私たちは自分が祝福されると同時に世界宣教のために大いに用いられるように祈るべきです。海外宣教の父と呼ばれるウィリアム・ケアリは「神に大きなことを期待せよ。神のために大いなることを企てよ」と語って自ら宣教会を創設し、プロテスタント最初の海外宣教師としてインドに遣わされました。そして困難の中で聖書を翻訳・出版し、多くのインド人を救いに導き、彼の後に何千人もの宣教師が起こされました。
私たちは小さい者かもしれません。しかしどんな大河も源流は小川であるように、神様は小さい私たちひとり一人を用いて地の果ての全ての者が福音を聞くようにさせ、世界宣教の大いなる御業を成し遂げようとしておられます。その神様の大きな期待に応えようではありませんか。
三谷浩司 牧師