『全能者の陰に宿れ』(2024.10.13礼拝)
礼拝説教題『全能者の陰に宿れ』詩篇91篇
【主題聖句】
いと高き方の隠れ場に住む者 その人は 全能者の陰に宿る。(詩篇91:1)
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会
ここ1~2ヶ月の間、日本および諸外国で暴風や豪雨の被害が続いています。もし危険が及んだ時は、いち早く安全な場所に避難することが大切です。私たちの人生にも暴風雨が吹き荒れる時があります。その時絶対安全な避難所がすぐそばにあることを、この詩篇から学びましょう。
その避難所は、いと高き所に住まわれる全能者なる神様です。神様は私たちの「隠れ場」「避け所」「砦」「私たちをおおう羽、翼」「大盾」であり、私たちをいつ、いかなる困難からも救い出し、守ることのできる方です。
それゆえ私たちは、避難所なる神様の下に身を避け、その陰に宿り、そこを自分の住まいとして住む者とならなければなりません。それは、神様を心から信頼して、愛の中にとどまり続けることです(ヨハネ15:4,9)。そうすれば神様も私たちを愛され、私たちにとどまってくださるのです。
私たちに襲い来る最大の敵はサタンです。私たちの周りで多くの魂がサタンの誘惑に負けて罪を犯して滅ぼされています。しかしキリストは十字架の死と復活によりサタンに勝利された方ですから、彼を避難所とするなら何の恐れも心配もいりません。キリストは私たちをサタンの罠、破滅をもたらす病である罪から救われます。そして「獅子」や「コブラ」のように私たちを狙う凶暴なサタンを、私たちの足の下で速やかに踏み砕かれます(ローマ16:20)。また御心であれば、御使いに命じて私たちをその両手に乗せ、私たちの足が石に打ち当たらないようにしてくださいます。
もし私たちが苦しむ時に神様を呼び求めるなら、神様は私たちを愛しておられるがゆえに、私たちと共におられて救い出してくださいます。それが神様と結びついて「とこしえのいのち」で満ち足りている状態です。避難所である全能者なる神様を知っていることは、何と幸いでしょうか。
三谷浩司 牧師