『主に感謝するのは良いこと』(2024.10.20礼拝)

礼拝説教題『主に感謝するのは良いこと』詩篇92篇

【主題聖句】

主に感謝することは 良いことです。 いと高き方よ あなたの御名をほめ歌うことは。(詩篇92:1)

聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

92篇の表題には「安息日のための歌」とあります。新約の「安息日」は日曜日であり、その日にクリスチャンはキリストの復活を記念して喜び、主を礼拝します。私たちが主を礼拝する動機は、救われたことに対する感謝からであり、また主に感謝することは聖書の命令です(エペソ5:20)。それゆえ主に感謝することは良いことであり、主はそれを喜ばれます。
では私たちは、どのようにして主に感謝を表わしたらよいでしょうか。何よりも礼拝において賛美をささげることです。それはイエス・キリストの十字架の死と復活による救いの御業を心から喜ぶことに他なりません。主に感謝する者は正しい者と呼ばれ、その幸いが列挙されています。
第一に、聖霊による新しい力を注がれて、キリストの証人となります(使1:8)。主の救いの恵みと真実を大胆に告白すること、それが証であり宣教です。第二に、主の家=教会にしっかり結び付けられて豊かに成長し、多くの実を結べます(ヨハネ15:5)。第三に、年老いてもなお信仰の実を実らせることのできる、活き活きした人生を送ることができます。なぜなら外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされるからです(2コリント4:16)。そして生涯の最後には「主は正しい方。主は私の救い。主の約束に偽りは何一つありませんでした」と感謝の証をすることができることでしょう。
それに対し、主に感謝することを知らない者は愚か者また悪者と呼ばれます。彼らは高慢であり、「神はいない」と言います(詩10:4)。彼らは神の敵であり、たとえ地上でどんなに栄えても最終的には滅びるのです。
このように主に感謝するのは本当に良いことです。それゆえ私たちは日々主に感謝し、日曜日ごとに礼拝を通して主の恵みと力を豊かにいただき、ますます主に感謝しましょう。それが感謝と恵みのサイクルです。

三谷浩司 牧師