『主の良くしてくださったこと』(2025.1.26礼拝)

礼拝説教題『主の良くしてくださったこと』詩篇103篇1-5節

【主題聖句】

わがたましいよ 主をほめたたえよ。 主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(詩103:2)

聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

103篇は多くの人々に愛されている有名な詩篇です。私たちが主をほめたたえる理由は、主が私たちに良くしてくださったからに他なりません。この「良くしてくださったこと」は「恵み」とも訳されているように、主は受ける資格のない罪人の私たちに良くしてくださる方です。まず冒頭の1~5節から主が与えてくださった恵みを一つ一つ数えていきましょう。
第一に、罪の赦しの恵みです。これこそが私たちにとって最大の良き恵みです。私たちは自分の罪のために永遠の滅びの刑罰を受けなければならない者でした。しかし主は罪人の私たちをあわれまれ、イエス・キリストの十字架の死によって罪を贖ってくださいました(エペソ1:7)。ゆえに私たちはイエス様を信じるだけですべての罪を赦していただけるのです。
第二に、病の癒しの恵みです。何よりも主は、私たちの罪という死に至る病を癒してくださいました。そして主はいかなる病をも癒すことのできる方であり、御心であるならば癒してくださいます。だからこそ、病の癒しのために祈ってもらうように命じられているのです(ヤコブ5:14)。
第三に、人生の守りと祝福の恵みです。主はイスラエルの民の40年間の荒野の旅を守り導かれました(ネヘミヤ9:21)。同様に主は私たちの人生の旅路を守り導かれ、必要のすべてを良きもので満たしてくださいます。
第四に、新生の恵みです。イエス様を信じた時、私たちの内なる人は新しく生まれ、日々新たな力を得られるようにされました(2コリント4:16)。それにより鷲のように翼を広げて上ることができるのです(イザヤ40:31)。
これらの数々の良き恵みを無駄に受けないようにしましょう。恵みを受けたことを一つも忘れることなく、いつも覚えて感謝し、知性・感情・意思のすべてをもって主を喜び、主をほめたたえ、主に仕えましょう。

三谷浩司 牧師