『真実の道を選び取れ』(2025.9.28礼拝)
礼拝説教題『真実の道を選び取れ』 詩篇119篇25-32節
【主題聖句】
私は 真実の道を選び取り あなたの定めを自らの前に置きました。(詩篇119:30)
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会
第四段落は「ℸ (ダーレス)」から始まります。ここには「道(㋬デレク)」の語が数多く出て来ます。信仰の生涯は決して平坦な道ではなく、むしろ山あり谷ありの困難な道です。その道の半ばで倒れて「打ち伏す(㋬ダーバグ)」ことなく、最後まで歩み続けるために必要なことを学びましょう。
第一に、主の戒めの道を悟ることです。それは自分の望む道とは異なるかもしれません(箴言3:5)。しかし御言葉から自分の歩むべき道を教えていただき、その道を歩むのが最善だと悟り、御言葉通りに生きることができるように祈るのです。そうすれば主は必ず答えてくださいます。
第二に、偽りの道を取り除くことです。偽りの道とは表向きは信仰者のように見せかけながら、実際には御言葉に反した偽善者的な生き方のことです(1ヨハネ1:6、2:4、4:20)。もし私たちが偽りの道を歩み続けるなら、きっと大きな痛み悲しみを刈り取ることになるでしょう。それゆえ主のあわれみによって信仰を強めていただき、偽りの道を取り除きましょう。
第三に、真実の道を選び取ることです。真実の道とはイエス・キリストに従う道です(ヨハネ14:6)。ダビデのようにキリストを常に自分の前に置き(詩16:8)、自らの意思で御言葉に固くすがり、主に従って生きるのです。もちろんその道を選択することは、様々な犠牲を伴うでしょう。しかしそうするならば信仰生涯は揺るぐことなく、恥を見ることはありません。
第四に、主の仰せの道を走ることです。でも走るどころから、歩くのもままならないのが私たちの現実です。しかし「主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように、翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない(イザヤ40:31)」との幸いな約束が私たちにはあります。信仰の翼を大きく広げて主の御風を受け、信仰生涯を走り通しましょう。
三谷浩司 牧師