『相集って神をほめ讃えよ』(2024.1.28礼拝)

礼拝説教題『相集って神をほめ讃えよ』詩篇68篇24-35節

【主題聖句】
「相集って 神をほめたたえよ。 イスラエルの泉から 主を ほめたたえよ。」(詩篇68:26)

68篇の学びの最後です。24節からはダビデが王となってエルサレムの聖所における公同礼拝が確立してからの恵みについて歌われています。これは教会の礼拝において与えられる恵みに当てはめることができます。

第一に、主は多くの魂を礼拝に相集わせてくださいます。ここで描写されているのは王の勝利の凱旋です。ダビデがゴリアテを倒して帰って来た時も同じような光景が見られました(1サムエル18:6)。聖日はイエス様が死に勝利して復活されたことを記念して、イエス様を信じて救われた者たちが老若男女や社会的な立場を問わず、相集って喜びと賛美をもって礼拝する日です。それは天の御国の地上の縮図版と言えます(黙7:9-10)。

第二に、主は教会を通してご自分の御力をこの世に現されます。世のいかなるものも人を罪から救う力はありません。キリストの十字架の死と復活の福音だけが人を救う神の力であり(ローマ1:16)、それは教会の宣教の働きを通して全世界に示されています。福音によってどれほど多くの魂が罪に支配された死んだ生活から解放され、喜びと平安と希望のある新しい人生に移し変えられたことでしょう(使26:18)。私もその一人です。

第三に、主は教会に相集う私たちに力と勢いを与えてくださいます。私たちは救われてもなお弱い者であり、罪の誘惑や試練に打ち勝つ力はありません。一人だけでは簡単に負けて倒されてしまいます。それゆえ神様は、教会の礼拝における御言葉と主にある兄弟姉妹との交わりを通して、私たち一人一人に励ましと力を与えてくださるのです(伝4:9-12)。

神様はこのように私たちクリスチャンに多くの恵みを与えてくださいます。ですから聖日ごとに教会の礼拝に相集って神様を共に喜び、ほめたたえましょう。それが神様の御心であり、そうする人を祝福されます。

三谷浩司 牧師