『主の恵みは私たちに大きい』(2025.8.17礼拝)
礼拝説教題『主の恵みは私たちに大きい』詩篇117篇
【主題聖句】
主の恵みは私たちに大きい。 主のまことはとこしえまで。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会
ハレルヤ。(詩篇117:2)
この117篇は詩篇の中で最も短く、また聖書の全書巻中で最短の章ですが、その内容は全世界的規模かつ永遠であり、まさに「小さな巨人」です。
1節では、世界中のすべての国々のすべての国民に対して「主」を賛美するように呼びかけられています。「主」とは天地万物を創造された唯一まことの三位一体なる神です。「主」以外の神々と呼ばれる存在はすべて偽物の偶像にすぎないのですから、「主」に造られた全人類は「主」だけを礼拝し、「主」に賛美と誉れと栄光を帰さなければなりません(黙5:13)。パウロはこの箇所を引用して、新約の時代には選民であるユダヤ人と異邦人との壁が取り除かれ、イエス・キリストを信じる者は誰でも救われて神の民とされることの根拠としています(ローマ15:11)。実に「主」の御心は、世界中のすべての人が唯一の神を仰ぎ見て救われることです(イザヤ5:22)。
2節では、全人類が「主」を賛美する理由として、「主の恵み」は大きく、「主のまこと」は永遠であることが宣言されています。「恵み」のヘブル語は「ヘセド」で「契約に基づく慈愛」を意味します。最初の人類が背信の罪を犯した時、「主」は「救い主を地上に遣わして人類を救う」という契約を一方的な恵みによって結ばれ、それを受肉した神の御子イエス・キリストの十字架の贖いの御業によって実現されました(ヨハネ1:14、17)。これ以上大きな恵みがどこにあるでしょうか。また「主のまことはとこしえまで」すなわちキリストを信じた者は永遠のいのちが与えられ、永遠に「主」と共に生きることができます。それは、全被造物が「イエス・キリストは主です」と告白して父なる神に栄光を帰するためなのです(ピリピ2:10-11)。
この詩篇の御言葉を成就するために、全世界のすべての国民に福音を宣べ伝える使命が教会に託されていることを覚えましょう(マルコ16:15)。
三谷浩司 牧師