「天にある主の王座」(2022.06.19礼拝ライブ配信)

礼拝説教題『天にある主の王座』詩篇11篇

【主題聖句】
 主は その聖なる宮におられる。主は その王座が天にある。その目は見通し そのまぶたは人の子らを調べる。 (詩篇11:4)

あなたの拠り所は何ですか?お金でしょうか。
知力や体力でしょうか。地位や名声でしょうか。それとも家族や親しい友人でしょうか。
もしも、そうした拠り所が壊されたらどうなりますか。
絶望して現実逃避する人も少なくないでしょう。
しかし私たちクリスチャンの最終的な拠り所は神様です。その拠り所は、何があろうとも決して壊されることはありません。


第一に、私たちの拠り所である神様の王座は天にあります。
たとえ目に見える地上の拠り所がすべて破壊されても、
目に見えない天にある神様の王座は永久不滅です。
そして私たちクリスチャンは肉体が滅びた後、
天に引き上げられて神様のみもとで永遠に憩うことができるのです。
なぜなら神様は私たちの王であり、私たちの国籍は天にあるからです(ピリピ3:20)


第二に、神様は天の王座から地上をことごとく見ておられます。そしてすべての人の行動と心の思いを見通され、調べられるのです(ヘブル4:13)
それゆえ、地上で生きている間に悪を行った者はそれに応じて罰せられ、
正義と愛を行った者はそれに応じて良い報いが与えられます(ヘブル6:10)
ですから、どんなに地上の正義と秩序が乱れても、
私たちクリスチャンは神様の前にも人の前にも正しい生き方を最後までまっとうするべきです。


第三に、神様は人間を救うために必要とあらば天の王座から地上に降りて来られます。
実に神の御子イエス・キリストの降誕すなわちクリスマスがそれでした(ピリピ2:6-7)
そしてイエス様はもう一度地上に降りて来られます。
その時にはイエス様を信じた人は御顔を仰ぎ見て、
完全な救いの中に入れられます(1テサロニケ4:16-17)。しかしイエス様を信じなかった人は、
火と硫黄による永遠の滅びの刑罰を受けることになるのです(黙21:8)


地上の拠り所が壊されるようなことが起きた時は、
「天にある主の王座」を信仰によって仰ぎ見、拠り所また避け所として平安と希望を得ましょう。

三谷浩司 牧師