「御言葉は純化された銀」(2022.06.26礼拝ライブ配信)
礼拝説教題『御言葉は純化された銀』詩篇12篇
【主題聖句】
主のことばは 混じり気のないことば。
土の炉で七度試され 純化された銀。 (詩篇12:6)
「言葉」には力があります。それが良いことに使われるならば問題ありませんが、
悪いことに使われると手に負えなくなります(ヤコブ3:6、8)。
ヒトラーは言葉で民衆の心を操り、侵略戦争やホロコーストを扇動しました。
ダビデも悪意ある偽りの言葉による攻撃を受けており、
彼の周囲からは敬虔な信仰者たちが次々と離れて行ったようです。
そして神様を信じない者たちが、言葉によって弱い立場の人たちを傷つけ、苦しめていたのです。
現代は不信仰者たちが、進化論やヒューマニズムに基づいた発言によって聖書の権威を否定し、
聖書を信じているクリスチャンを攻撃しています。
それに躓いて教会を離れたり、信仰生活を捨てる人も少なくありません。
しかし神様は生きておられます。
そしてご自分の御言葉、聖書が真実であることを自ら証明されます。
ダビデは神様の御言葉を「純化された銀」と呼んでいます。
銀の鉱石は、高温の炉で溶かして不純物を取り除く作業を何度も繰り返して精錬されます。
それと同じように聖書の御言葉も「試練」の火により何度も試されて純粋な真実性が認められるのです(1ペテロ1:7)。
第一に、聖書はこの世の権威者によって何度も禁書にされ、没収されて焼き捨てられましたが、
誰も聖書を消滅させることはできませんでした。
それどころか、聖書はあらゆる時代で最も多くの人に読まれているのです。
第二に、聖書の不真実性を完全に証明した人は未だにいません。
むしろ科学や技術が発展すればするほど聖書の真実性が明らかにされています。
第三に、聖書の真実性の最大の証拠は私たち救われたクリスチャンです。
聖書の御言葉を信じたことで新生し、人生が大きく変えられたクリスチャンが世界中に何億といるのです。
それなら、もはや疑う余地はありません。
私たちは聖書の御言葉が真実であり、福音には魂を救う力があることを信じています(ローマ1:16)。
それゆえ福音を恥とせず、大胆に証しましょう。
三谷 浩司 牧師