「目に輝きを与えてください」(2022.07.03礼拝ライブ配信)

礼拝説教題『目に輝きを与えてください』詩篇13篇

【主題聖句】  私に目を注ぎ 私に答えてください。 私の神 主よ。私の目を明るくしてください。私が死の眠りにつかないように。(詩篇13:3)

「目が死んでいる」と言われたことはありますか。
たとえば何日も激務が続いて肉体的にも精神的にも疲れ果てると、
目に力が入らなくなって焦点が定まらなかったり、伏し目がちになったりします。
また大きな問題を抱えて、それが解決されないまま長引いて心が病む時もそうです(箴13:12)
そのような時、目に輝きを取り戻すためには救いの確信と喜びが必要です。


ダビデも、いつ終わるか分からない逃亡生活の中で、肉体的にも精神的にも、
そして霊的にも疲れ果てており、信仰の目が暗くなっていました。
それで彼は神様が自分を忘れ、御顔を隠されているように感じたのです。
それゆえ「いつまで…」と四度も繰り返して嘆きつつ、
「私に目を注ぎ、私に答えてください」と神様に祈りました。
そうすれば、神様が自分と共にいてくださること、
そして敵の手から必ず救い出してくださることを確信することができ(イザヤ41:10)、信仰の目に明るさと輝きを取り戻せるからです。

その祈りの中でダビデは、過去に神様が自分を豊かにあしらわれて良くしてくださったことを思い起こし(詩103:2-4)
神様の恵みに完全に拠り頼むことができ、救いの喜びで満たされて心から主を賛美したのでした。


ヨナタンは肉体的に疲労していた時、
ほんの少しの蜂蜜を舐めただけで目が輝きましたが(1サムエル14:27)
その蜂蜜よりも聖書の御言葉は甘く(詩119:103)
私たちにイエス様の深いご愛を知らせ、罪の赦しの確信、
永遠のいのちの希望、天の御国へのあこがれを持たせてくれて、
私たちの心を救いの喜びで満たしてくださいます。

また聖書は
「神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません」
と約束しています(1コリント10:13)
そうして私たちが神様に拠り頼む時、私たちの目は明るく輝き、
疲れも癒されることでしょう。

三谷 浩司 牧師