「夜ごとの祈り」(2022.5.15礼拝ライブ配信)
礼拝説教題『夜ごとの祈り』詩篇6篇
【主題聖句】私は嘆きで疲れ果て 夜ごとに 涙で寝床を漂わせ ふしどを大水で押し流します。(詩篇6:6)
ダビデはいつ終わるとも分からない逃亡生活に疲弊し、病気になったと思われます。
夜になって彼が寝床に着く時には肉体的にも精神的にも疲れ果てていました。
彼はそうした状況の中で、夜ごとに神様に祈ったのです。
第一に、夜ごとに悔い改めの祈りをしました。
ダビデは、今の苦しみは自分の犯した罪の結果としての神様の御怒りによる懲らしめだと考えていました。
それで必死に神様のあわれみによる赦しを祈り求めたのです。
神様は罪人の正直な祈りをあわれんで聞き入れてくださいます(ルカ18:13)。
私たちも夜ごとに一日を振り返り、悔い改めの祈りをささげて罪をきよめられましょう。
そうすれば、新しいきよい心で朝を迎えることができます。
第二に、夜ごとに神様との交わりの回復を祈りました。
ダビデは神様が自分から離れていると感じていたのです。
信仰者にとって一番の苦しみは肉体的な苦痛ではなく霊的な苦痛です(詩22:1)。
彼の願いは生きて神様を礼拝し、賛美することでした。
しかしこのままだと敵に殺されるか病気で死ぬかのどちらかです。
だから恵みによって自分の魂を救ってくださいと祈ったのです。
イエス様は私たちを決して見捨てられませんが(ヘブル13:5)、
私たちの心がイエス様から離れないように夜ごとに祈る必要があります。
第三に、夜ごとに祈りによって救いの確信による平安を得ました。
彼は自分の涙ながらの切なる祈りを神様があわれみによって受け入れてくださることを確信しました。
だから彼は命の危険の中にあっても平安の内に眠りにつくことができたのです(詩4:8)。
私たちのその日の労苦をすべて知っておられるイエス様は「わたしの所に来なさい。
休ませてあげます」と招いておられます(マタイ11:28)。
それゆえ、夜ごとにイエス様に所に行って祈り、
救いの確信を得て重荷を下ろし、魂の安らぎをいただきましょう。
三谷 浩司 牧師