『主の御心を行う幸い』(2023.4.23礼拝)

礼拝説教題『主の御心を行う幸い』 詩篇40篇1-10節

【主題聖句】

わが神よ 私は あなたのみこころを行うことを喜びとします。あなたのみおしえは 私の心のうちにあります。(詩40:8 )

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神様の御心とは、創造主である神様が被造物である私たち一人ひとりに対して抱いている思いと永遠の昔から用意しておられる計画のことです。その神様の御心は神様の御言葉である聖書にすべて書き記されています。

それは私たちが御言葉に従った歩みをして幸せになり、神様のご栄光を現すために他なりません(イザヤ43:7)。しかし私たち人間は神様の御言葉を無視し、神様に背を向けて自分勝手な生き方をするようになり、罪の泥沼に入り込んでしまいました。そのままなら行き着く所は永遠の滅びです。そして誰一人として自分自身の力でそこから抜け出すことはできません。

しかし神様の御心は、一人も滅びることなく、すべての人が悔い改めに進んで救われることです(2ペテロ3:9)。だから神様は御子なるイエス様を救い主として地上に遣わしてくださったのです(ヘブル10:7)。そして誰でもイエス様を信じて御名を呼び求める者は、滅びの穴、罪の泥沼から引き上げられて、永遠のいのちが与えられて神の子どもとされ、イエス様と共に生きる新しい人生へと入れられるのです。何と驚くべき恵みでしょうか。

ダビデは救われたことを心から喜び、神様を賛美し、救いの恵みの素晴らしさを周囲の人々に告げ知らせました。それも神様の御心を行うことで、神様の栄光を現すことになります(マルコ5:20)。私たちも救われたことを心から喜ぶなら、その喜びが自然と内側から溢れ出て言葉と態度に表れます。すると周囲の人々がそれを見て驚き、喜びの理由を尋ねて来るようになります。その時にイエス様が自分にしてくださったことを証しするのです。

主の御心を行うとは、義務的に御言葉に従うことではありません。繰り返しますが、私たちが神様に信頼して自発的に喜んで御言葉に従うことによって幸せになり、神様の栄光を現すことです。それはこの世の幸せとは違うかもしれませんが、神様が必ず最善に導いてくださいます(1ヨハネ2:17)。

三谷 浩司 牧師

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