「主は私の羊飼い」(2022.10.02礼拝ライブ配信)
礼拝説教題『主は私の羊飼い』詩篇23篇
【主題聖句】
主は私の羊飼い。 私は乏しいことがありません。 主は私を緑の牧場に伏させ いこいのみぎわに伴われます。(詩篇23:1-2)
この23篇は詩篇の中で最も愛されて、最も有名であり、多くの人々を励まし、慰め、力づけてきました。羊飼いだったダビデならではの珠玉の詩篇と言えます。イエス様もご自分を「わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます(ヨハネ10:11)」と言われましたが、この詩篇から、主が私たちにとってどんなに素晴らしい羊飼いかを学びましょう。
第一に、主が私たちの羊飼いであるなら、私たちは何一つ乏しいことがありません。なぜなら主は天地万物の創造主にして支配者なるお方であり、全てのものは主のものだからです(申10:14)。それゆえ羊飼いなる主は、ご自分の羊である私たちの必要を全て満たしてくださいます(ピリピ4:19)。
第二に、主は私たちの死んだ魂を生き返らせ、正しい道へ導かれます。かつて私たちはいのちの源である神様から離れて霊的に死んでいた者で、永遠の滅びに至る罪の道をひたすら歩んでいました。しかし愛なる神様が、恵みによりイエス様の十字架の贖いによって私たちを救い、永遠のいのちを与えて新生させてくださいました(エペソ2:1-5)。そして愛の鞭によって、私たちが罪を離れて義の道を歩めるように導かれます(ヘブル12:6、11)。
第三に、主はいつも私たちと共におられ、私たちがどんな困難な状況にあろうと何の心配もいらないように守ってくださいます(1サムエル17:34-35)。ですから、もはや私たちは死も災いも恐れる必要はありません。全能なる神様に守られているので、敵の前でも安らかに食べ、眠ることができます。
第四に、主はご自分の家に住まう者に慈しみと恵みを一生涯豊かに与え続けてくださいます。主の家とは地上においては教会です(1テモテ3:15)。羊は囲いの中にいれば安全で、養われますが、そこから迷い出たら危険で、飢え渇きます。ですから、教会生活をおろそかにしないことが大切です。
三谷 浩司 牧師